twill / しなやかな日常着の為の素材

「これがコットン?」と誰もが驚く

現代の紡績の最高級の技術で紡がれる上質な糸ならではの美しい光沢。そして光沢の奥には、古くから人々の生活に馴染んで来た綿という植物が生み出だす素朴な表情を見出しました。繊細でいてどこかノスタルジックな表情。この素材が醸し出すインスピレーションこそがhatsutokiの美意識の根底にある「しなやかな日常着」の原点とも言えます。これがコットン?と、とろける様な質感に誰もが驚きます。Twill(ツイル)とは織物の糸の組織の基本、最もプリミティブなパターンの一つです。原始的でいて奥が深いこのパターンはデニムなどにも使われ、斜めに走る立体的なライン(綾目)が特徴的な織物です。私たちが” twill ”と呼ぶこの素材は極細のコットン糸を使用し、播州織の技術に支えられ、重なり合う色糸が深みのあるシャンブレーと細い綾目を構成しています。

重なり合う色糸が生み出すシャンブレーが生み出す奥行きのある色。じっと見つめると繊細な綾目が見えてきます。表面を滑らす様に指でなぞるとかすかに感じるその凹凸が”織物は立体である”ことを改めて教えてくれます。

糸の細さが生み出す、しなやかな質感

この素材のしなやかさを生み出す為の最も重要な要素は、なんといってもその糸の”細さ”です。髪の毛より細いわずか0.09mm。この糸が紡ぎ出され、染め、織る為にはその全ての工程で職人の技術や工夫が必要とされ、時には生産性を落とし手間の掛かるやり方を選択します。細い糸を作り出すには、繊維長が長い良質な綿(わた)が必要です。綿の原料は、エジプト綿、スーピマ綿など、その時その時で品質が変わっていくため、生産のロットごとに、最も良いと思われるものを選びます。綿の繊維の中でも特に選りすぐりの繊維一本一本が長くしなやかな綿を使うことで、極細の糸をはじめて紡績することができるのです。更に繊維の長さが長いと糸の表面に毛羽が出にくくなり、糸自体もシルクのような光沢を持った表情にもなるのです。綿(わた)から生地になるまでに携わる途方もなく多くの方々の丁寧な仕事の連続が美しい織物を生み出しているのです。

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